高度成長期に合わせて目覚ましく発展を遂げた日本製の一眼レフカメラ。
1960年以降現在まで世界において日本製カメラは他国企業の追随を許す事なく不動
の地位を築き挙げました。
国内企業間においては、各社ごとに様々な思想やアイディアを駆使し開発を行い数
多くの機種を世に送り出しました。
60年代当時、普及機SRシリーズで一定の成功を収めていた『ミノルタ』は自動露出
に関する研究が盛んに行われ、この技術を世に出す為に新シリーズの発売を目指し
ていました。
また、その普及機で沢山のファンを獲得をしてはいましたがプロ機をラインナップ
する事は長年の悲願であったと伝わっています。
これらの事が相まって1973年にXシリーズが登場。
その栄えある初号機として発売されたのが、プロ機 『ミノルタX-1』でした。